虫歯の予防
一番の虫歯治療法は、予防です。歯科医療の分野では、年々新しい材料や治療法が開発され、従来ではどうしようもなかったような人でも、治療を施すことによりある程度の回復が見込めるようになっています。
しかし、どんなに優れた歯科医師が最高の材料を用いて治療を施したとしましても、もともとの自分の歯に勝るものは作れないわけです。
虫歯は、ガンなどの生活習慣病とは違い、しっかりと予防をしますと完全に防ぐことができるのです。
フッ素を利用した予防法があります。歯は、ハイドロキシ-アパタイトという結晶でできています。
丈夫な歯というのは、この結晶の密度が高く、弱い歯は低いと言われています。
しかしながら、どんなに丈夫でも完璧な歯は存在し得ません、結晶のどこかに損傷や不完全なところが存在しているものです。
フッ素は、そういった損傷や不完全な結晶のところに働きかけて、より酸に溶けにくいフルオロ-アパタイトという物質を作り出して、歯そのものを強化していきます。
また、細菌が放出する酵素の働きを阻害することによって、歯や歯ぐきに有害な酸の分泌を軽減させます。
ですから、虫歯と歯周病の両方の予防に有効とされています。
虫歯を予防するもっとも重要なことの一つが、食生活の改善ですが、近年、、日本でもキシリトールの使用が認められ注目が集まっています。
食後30分以内に歯を磨いて、その後にキシリトール入りのガムを食べますと、唾液の分泌を促進し、細菌が虫歯の元になる酸を薄めて虫歯の予防につながりますから、利用してみてはいかがでしょうか。
虫歯を予防するには、まめに歯科クリニックに通うことです。
定期的に通って、歯垢や歯石を取ることが利用的な虫歯予防です。そして、歯みがきを習慣化することです。
正しいブラッシング方法は当然なのですが、その前に歯みがきを毎日しっかり行うことは、虫歯予防の基本中の基本です。
それとも関連して、規則正しい食生活が虫歯の予防になります。
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