定期健診のススメ
歯の定期健診は、3ヶ月から半年に一度の通院が良いようです。
美容院や理髪店には定期的に通いますが、髪型に気を遣うように、口の中のメンテナンスも定期的にしておきましょう。
歯の色が気が付かないうちに茶色く変色していたり、歯石が溜まっていたりと日々変化しているものです。
歯も毎日使っていますから、歯磨きをしていましても汚れはあるものです。
また、自分で気が付いていないだけで口臭も発生しているかもしれません。
定期健診では、このようなことをチェックしてメンテナンスしていくのです。
定期健診では、歯垢や歯石が溜まっていないかを調べます。そのチェックには、RED-COTE(レッドコート)という歯垢染色液が用いられています。
これは、歯垢の付着部分を赤く染めるのですが、実際に赤くなりますとそこが磨ききれていないということが分かります。
そして、どのようにすれば磨き残しがなくなるかを歯科衛生士が丁寧に指導してくれます。
続いて、歯茎のチェックが行われます。歯茎のトラブルは20歳を過ぎた頃から多くなると言われていますが、放置しておきますと、歯肉炎や歯周炎になっていってしまいます。
定期健診を受けることにより、間違った歯磨き方法を是正できますし、病気の早期発見もできますから、是非定期検診をお勧めします。
定期健診は、学校の歯科検診のように虫歯の有無を調べるものでありませんし、また虫歯の治療を行うものでもありません。
定期健診というのは、虫歯にならないように予防処置をしたり、あるいは歯並びが悪くならないようチェックするためのものなのです。
何かと痛いイメージばかりが先行している歯科クリニックですが、痛みが生じることはありませんから、子どもにおきましては定期健診でクリニックに馴染ませておくことも重要と考えられています。
定期健診を受けるか否かで歯の喪失本数に大きな差が生じると言われています。
ですから、歯のトラブルの予防のために、定期検診をお勧めします。
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